鉄くずはお金になる
金属スクラップの鉄くずは、高く買取されています。意外とこの事実を知らない人は多くいらっしゃいます。日本の金属再利用率というのはとても高くて、実に90%を超えています。鉄くずというのは産業廃棄のカテゴリーに入りますが再利用できるので、そうした理由から買取ってくれる業者があります。なので、鉄くずの処分に困った際にはまずは買取依頼することをオススメします。
どんな鉄くずなら買取可能なのか
買取可能な鉄くずの具体例として挙げるならば、シャフトや鉄筋・金型・パイプ・鋳物・鋼板・ネジ・メッキ・ナット・鉄缶・コイル・切断屑・ワイヤーなどが挙げられます。こうした物は買取業者で買取ってもらうことができます。ただし、鉄くずであっても買取不可な物もあります。
買取不可な鉄くず
一方買取業者で買取りが不可にされる物の具体例は、ペンキや可燃物、缶やタンクなどに引火物など入っているもの、鉄粉、鉄削粉などが該当します。こうした物は買取業者では買取ってくれません。
鉄くずの買取相場
鉄くずの買取相場というのは、日々相場が変わりますので売りたい場合にはまずは相場をチェックするところから始めましょう。インターネットを活用すれば簡単に鉄くずの買取相場をリサーチすることができます。どのくらいで買取ってくれるのかというところから始めることをオススメします。
また買取業者によって鉄くずの買取金額も異なりますので、少しでも高く売りたい場合には事前の業者のリサーチは必要不可欠となります。それと鉄くずをただ買取業者に持って行って買取依頼しても高くは買取ってくれません。それはきちんとした理由があります。それはなぜなのかは、これから説明していきます。鉄くずを高く売るためには、幾つかのポイントがあります。そのポイントを押さえておくかおかないかで買取金額に雲泥の差が生じることもあります。
実際にそうした高く売れるポイントを押さえずに買取業者で買取依頼してしまうと、買取金額は低くなる傾向が強いです。逆に高く売れるポイントを押さえた上で買取業者で買取依頼をすると鉄くずを高価で買取ってくれる傾向が強いです。以上のような理由から高く売れるポイントをしっかりと頭の中にインプットしておきたいところです。
鉄くずを高価で買取ってもらうポイントを知ろう
鉄くずを何も工夫せずにただ買取業者に持って買取依頼をしてしまうと買取金額が低いことは前述でも挙げました。そのため、買取業者に鉄くずを持って行く前に次からのポイントを押さえていきましょう。
鉄くずのスクラップと製品に仕分けをする
鉄くずのスクラップと製品とに仕分けをしてから買取業者に持って行くとただ単に鉄くずを買取業者に持って行くよりも買取金額が3倍程度変わってくることもあります。
ただ単に鉄くずを買取ってもらう際には仮に5000円の買取金額が付いたとします。ですが、鉄くずのスクラップと製品とに仕分けをして買取業者に買取ってもらうと3倍ほど高く売れて15000円ほどになります。5000円でしか買取って貰えないのと15000円で買取って貰えるのとではどちらが良いのかというと、それは言うまでもなく後者となります。
ただしこうした方法で買取ってくれる業者ばかりではありません。中にはこうした方法で買取ってもらってもたいして買取金額に差が生じないこともあります。
鉄くずのカテゴリーごとに分ける
次に鉄くずが高価で買取ってもらえるポイントは、鉄くずのカテゴリーごとに買取業者に依頼する前に分けておくことです。鉄くずは、買取評価時の際に幾つかのカテゴリーに分類されます。その分類を事前に鉄くずを売りたい側が分けておきます。
例えば、鉄薄板を加工したものでかつ不純物が付いていない鉄や厚みのある鉄板、少量の不純物を含有した鉄スクラップといったカテゴリーごとに分類しておきます。これをすることで鉄くずの買取金額がアップします。
それは買取業者側が買取の際に鉄くずをカテゴリーごとに分類をする手間が省けるため、その分買取金額がアップするわけです。こうしたひと手間を加えることで鉄くずを高く買取ってもらえるようになります。
鉄くずの量が多いのも高価で買取ってくれるポイント
鉄くずなどは通常は10kg以上からでないと買取ってもらえないこともあります。例外的に交渉によって10kg未満であっても買取ってくれることもあります。買取ってもらいたい鉄くずが大量にあればそれだけ運送コストも下がるので、その分買取金額にアップに繋がります。それと鉄くずを買取業者が回収しやすいように工夫すると買取金額がアップすることもあります。
例えば地べたに鉄くずをまとめて置いておいてそれを買取業者が回収するよりもパレットに鉄くずをひとまとめに置いておけば、パレットごと回収することができます。そうすることで買取業者が鉄くずをスムーズに回収できますので、回収作業が楽になる分買取金額がアップすることがあります。